ターシャ・テューダーの庭 ターシャ・テューダーの庭に憧れて もう、何年前になろうか。何年ではない、20年以上も前のあの日・・・。 ターシャ・テューダーの写真集をみて、なぜか自分もできるという恐ろしく勘違いした女。それが私でありました。 なんという若さ。 なんという傲慢。 あの無垢な自分を思いだすだけで、げっと跳びあがり、机の下に隠れたくなる。 そう、遠い目で今も語り草となっている、あの私のガーデン宣言! 別名『ターシャの庭はどこに』。 あの日、あの・・・ あの春の日、桜が舞い散るなか、家族知人その他大勢に高らかに宣言したものであります。 「イングリッシュガーデン。素敵です!」 「なんの宣言。それは」 「ターシャ・テューダーの庭をつくります」 「それは、新しいタワゴトですか」 「本気です」 「さようなら」 私は古い友人にしつこくメールしました。 「ターシャ。ターシャ。ターシャ」 「What?