煮え切らない議論が続いているようなので、やっぱりこの辺のことについても書いておくことにします。 高木センセーは自己の立場として、Winny のこれ以上の普及を止めたい、Winny ネットワークを潰したいと思っています。何故なら、Winny ネットワーク上にひとたび放流されてしまった機密情報は、回収しようと思っても絶対に回収不可能になってしまうからです (Winny 利用者全員が興味を失えば時間とともに消失するんだっけ? その場合は例外。考慮しても仕方のないことだけど)。 Winny を正当化したい人々は、様々な理屈を並べてきました。その理屈の一つに、「利用者の情報リテラシー」があったのも事実です。 情報リテラシーは、セキュリティー全般という、もっと大きな枠組みにおいて語る分には、確かに意義があります。リテラシーが十分に普及すれば、人間の行動をある程度抑制することができるため、失敗が起こる確