ナイアガラサウンドの原型「夢で逢えたら」は、'76年の発表以来、様々なアーティストにカバーされるスタンダードナンバー「夢で逢えたら」というと、大瀧詠一の代表作のひとつで、1976年に発表されて以来、様々なアーティストにカバーされ、歌い継がれ、聴き継がれているスタンダードナンバーだ。1960年代のアメリカンポップスの薫りが広がる、ナイアガラサウンドの原型ともいうべきカラフルかつせつない8ビートサウンドは、当時16ビート全盛だった日本の音楽シーンの中で異彩を放っていた。1976年に吉田美奈子のアルバム『FLAPPER』に収録され、耳の肥えたファンの間では絶賛された。そしてシリア・ポールがカバーし、ガールポップのスタンダードナンバーとして、1976年から20年間は、全て女性アーティストによりカバーされてきた。しかし1996年4月、ラッツ&スターがこの曲をカバーし、9枚目のシングルとして発売したと