マンション管理運営に影を落とす財政問題日本がタタミからイスへと“住文化”を変える契機となったのがマンション。今では主要な居住形態として定着しましたが、一方で課題も山積です。そこで「マンション会計」に焦点を絞り、解決策を紹介します。 現在、およそ1200万人が分譲マンションに住んでいると言われています。国民の10人に1人が居住する計算です。ひと昔前までは、庭付き一戸建てを買う前の“仮住まい”と位置付けられていましたが、今日では、大都市圏を中心に「終の棲家(ついのすみか)」として認知されるようになりました。 団塊の世代が集合住宅での生活を定着させたことで、団塊ジュニアにとっては、マンション生活が当たり前の選択肢となっていることも、こうした傾向を後押ししています。また最近では、郊外の一戸建てから都心一等地の高層マンションへUターンする高齢者も散見されるようになり、分譲マンションは日本人の生活様式