ベルギーとの激闘を終え、本田圭佑は今大会が自身にとって最後のワールドカップとなることを示唆した。2010年南アフリカ大会での初出場から今大会まで、本田圭佑が日本サッカーにもたらしたものとは? 世間のイメージとは異なる実像を現場で取材する記者が明かす。(取材・文:元川悦子【ロストフ】) 【驚愕サッカー動画】ドルトムント香川、今見てもやっぱり凄かった!! ●悪夢を見たベルギー戦の12秒間 一進一退の攻防が続く中、2-2の状況で後半ロスタイムに突入したロストフ・アリーナでのベルギー対日本戦。何としてもワールドカップベスト8の壁を超えたい西野朗監督は残り10分を切ったところでスーパージョーカー・本田圭佑を投入。その彼が大迫勇也の得たFKを好位置で蹴りに行くビッグチャンスが訪れた。 右手で味方のポジショニングを指示する姿はまるで8年前の2010年南アフリカワールドカップ・デンマーク戦を彷彿させた。が