21_21 DESIGN SIGHTのオープンから一年が経った節目に、デザイナーの三宅一生 が初めてディレクターを務める展覧会です。 21世紀を迎えたばかりの今、地球環境が大きな曲がり角にさしかかっていること を誰もが感じています。60年代から活動を続ける三宅は、今こそデザインの転換 期であると痛感し、今後のデザインの方向をさぐるために本展を企画しました。 タイトルにある「XXIc.」とは、「21世紀」を意味する考古学や博物学などで使 われる記号です。この記号をあえて掲げることにより、いずれは過去になる21世 紀という時代をクローズアップしています。 今世紀はどんな時代になるのでしょうか。わたしたちの身体、生活、ものづくり はどうなっていくのでしょうか。本展では国籍も年齢も制作地も異なる11組のデ ザイナーやアーティストたちによる展示を通して、これらの問いかけについて考 えます。 イサ