のらくろは猛犬連隊に所属する兵士(犬)で、本名は黒吉。戦場で幾多の軍功をあげることにより出世を重ね、後に士官学校を卒業し将校(犬)となる。任官後も戦場で活躍を続けるが、大尉(犬)に昇進後しばらくして退役する。のらくろの出世物語(犬)は従軍記者田河水泡により記録され、のちに少年倶楽部で発表され大評判となる。 当初は犬らしく四足で歩いていたが、出世をするにつれ進化したのか、次第に二足歩行へと移行する。尚、彼らが歩くときに後ろにマッシュルームを横にしたような形状の煙が出ることはあまりにも有名。 尚、彼の苦手なものはカエルである。 全く身寄りを持たぬ天涯孤独の身で、街をフラフラ歩いているときにたまたま目についた猛犬連隊に入隊(志願兵)する。入隊直後は小さな身体で力も弱く、爆薬で風呂場を吹き飛ばしたりするなど失策を重ねたため、あまり期待された兵隊ではなかった。しかし、ひとたび実戦に出るや奇策に奇策を