◆必読必携の名著『パワー・オブ・フィルム 名画の法則』を読め! 「悪役は、あくまでも個人的な利益のためにではあるが、しきりに社会を変えようとする。一方、ヒーローは、社会をあるあるがままに保とうとしたり、古きよき時代に戻そうとしたりする。そういった意味で、悪役は本質的に急進派であり、ヒーローは本質的に保守派だと言える」(Villains〔悪役〕より)「ヒーローが武器を振り回し巧みに敵を倒す姿は痛快だが、究極的に重要なのはヒーローが手に持っている武器ではない。ヒーローが心にもっているパワーなのだ」(Weapons 〔武器〕より)「ヒーローは常に体や心(もしくはその両方)に傷を負っている。原因が何であれ、“傷”は、すべての物語、神話や宗教に共通して“屈辱”を意味する。それに耐えてこそ、主人公はヒーローになれるのだ」(Wounds〔傷〕より) これはまるで(手前味噌で恐縮だが)『ヒ