ブックマーク / www.sakuranbo.co.jp (3)

  • 静寂と精緻が織りなす色気と磁力。豊田徹也「アンダーカレント」 深町秋生のコミックストリート

    南陽市在住、第三回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家の 深町秋生さんが、毎回、独自の視点で気になる漫画・お勧めのコミックをセレクト! とくに用もなく、ネット通販サイトのアマゾンをぶらぶら巡回する。  こういうマンガ評をやっているくらいなので、いつもステキなコミックに出くわさないかなと望んでいるが、街の書店などに寄っても、コミックというのはビニールがかけられてあって、中身がなかなか読めなかったりするので、ネットの評判やアマゾンのレビューなんかを参考にするわけである。(ちなみにマンガの購入費はすべて自腹なので、あんまりハズレをつかみたくないという切実な事情もある)  しかも問題なのは、こうやって感想なんかを毎回書いておきながら、私自身のストライクゾーンがけっこう狭く、「人気となる理由はわかるけれど、おれにはさっぱりおもしろさがわからん。嫌いだ」なんてことがよくある。だから好みの作品を探

    r_kurain
    r_kurain 2011/10/04
  • 漫画バカ一代。血と汗と根性のテヅカ「ブラック・ジャック創作秘話」深町秋生のコミックストリート

    南陽市在住、第三回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家の 深町秋生さんが、毎回、独自の視点で気になる漫画・お勧めのコミックをセレクト! 今年のランキングを賑わすであろう人気沸騰のノンフィクション・コミック『ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~』(秋田書店 原作・宮崎克 漫画・吉浩二)を読んだ。  いいですか? 一度しか言いませんよ。もう私の文章なんか読んでないで、とっとと書店に行って、買ってくるべきです。おすすめ! 以上!  ……とまあ、早々に断言してしまうくらいのおもしろさ。もはや飽和状態にあるマンガ業界モノで、これほど力強い作品が飛び出してくるとは思っていなかった。「漫画の神様」にまつわる冗談としか思えないようなエピソードの連続に、ひたすら驚かされる。  書はタイトルのごとく手塚治虫の仕事ぶりを描いたもの。人気低迷とアニメ事業の失敗で、「もはや手塚はオワコン」と

    r_kurain
    r_kurain 2011/08/23
  • さくらんぼテレビ

    ◆必読必携の名著『パワー・オブ・フィルム 名画の法則』を読め!         「悪役は、あくまでも個人的な利益のためにではあるが、しきりに社会を変えようとする。一方、ヒーローは、社会をあるあるがままに保とうとしたり、古きよき時代に戻そうとしたりする。そういった意味で、悪役は質的に急進派であり、ヒーローは質的に保守派だと言える」(Villains〔悪役〕より)「ヒーローが武器を振り回し巧みに敵を倒す姿は痛快だが、究極的に重要なのはヒーローが手に持っている武器ではない。ヒーローが心にもっているパワーなのだ」(Weapons 〔武器〕より)「ヒーローは常に体や心(もしくはその両方)に傷を負っている。原因が何であれ、“傷”は、すべての物語、神話や宗教に共通して“屈辱”を意味する。それに耐えてこそ、主人公はヒーローになれるのだ」(Wounds〔傷〕より) これはまるで(手前味噌で恐縮だが)『ヒ

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