先月、日本を訪れた外国人旅行者は、熊本地震で九州では一部で影響が出たものの、クルーズ船の寄港が増えていることなどから全体では208万人余りに上り、2か月連続で過去最高となりました。 国や地域別では中国からの旅行者が去年の同じ月より26.9%増えて51万4900人、台湾からの旅行者が14.6%増えて38万4200人、韓国からの旅行者が16.1%増えて35万3700人などとなっています。 外国人旅行者の増加は、中国や欧米からのクルーズ船の寄港が増えていることや、外国人から人気の高い桜の開花シーズンで旅行需要が高まったことが主な要因です。 先月は中旬に熊本地震が発生したため、ツアーが中止になるなどして九州を訪れる韓国からの旅行者は減少しましたが、九州以外の地域では影響は見られなかったということです。 観光庁の田村明比古長官は記者会見で、「全体としては、おおむね堅調で安どした。九州では今後も影響が