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ブックマーク / sajiya.blog89.fc2.com (2)

  • ポストモダン実験作としての「ぽてまよ」 - 大匙屋

    「ぽてまよ」とは、なんだかよくわからない生物を中心とする物語ですが ぽてまよが何なのかをあえて説明して見せないところが 「ぽてまよ」という作品の魅力を構成する最大要素であると思います。 「ぽてまよとは何なのか」という問いかけは、つきつめていくと 「ぽてまよを見ている私とは何か」という問いかけに他なりません。 ぽてまよが朴訥な主人公に抱きしめられて満面の笑顔を見せるとき 我々も主人公の笑顔を通じて自己自身が充足されている事実を発見する。 感情表現の乏しい主人公がぽてまよに対して笑顔を見せるとき 初めて我々は神として、あるいは他者としてのぽてまよに拠って 主人公と同化してこの世界に存在することを「許可される」のです。 この物語構造は日のアニメにおいてはわりと伝統的なもので 異種間コミュニケーションを主題とする作品群、代表的なものでは 「となりのトトロ」や「あらいぐまラスカル」などで語られる

  • グレンラガン4話~作監の個性が受け入れられない時代 - 大匙屋

    絵コンテ、演出、アイキャッチ、作監、原画で小林治氏が大活躍の回だったのだが 個性的な絵柄が受け入れられず、一部視聴者が逆上して2chのグレンスレや 制作ブログまでが「炎上」しているそうだ。 小林治氏は亜細亜堂のほうの小林さんではなく、若手の小林氏。 「BECK」の監督やった方ですね。「ノエイン」なんかにも参加してたはず。 今回のグレン4話では200以上のカットを描かれたらしい。 また古い話で恐縮なのだが、かつて「うる星やつら」などでは 遠藤麻未さんだの遠藤裕一さんだの山崎和男さんだの林 隆文さんだのと 毎回担当作監によって冗談のように絵柄がまるで違うのだが その絵柄の違いをむしろ楽しむくらいの余裕が視聴者側にあった。 遠藤麻未さんのラムちゃんが特に人気があった記憶がある。 ひどいラムちゃんもたまに出てきていたが それに対して怒り出すようなファンはいなかった。 今の若いアニメファンにはそうい

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