mixi日記からの転載です。 宇野常寛の批評は、漫研のGiGiさんの勧めで追っかけ始めただけで、宇野氏の前歴もぼくは殆ど知らないのですが、『SFマガジン』だけは定点観測の対象にしています。 以下はその定点観測のメモですが、たまたま気が向いて「今更劇場版エヴァンゲリオンのラストについて考えてみた」という雑文になっています。 第1回の感想についてはこちらをご参照下さい。 「ゼロ年代の想像力」第2回と劇エヴァのメモ 劇場版において、碇シンジは長い葛藤の末に、内面(自己愛)への引きこもりを捨て、互いに傷つけあうことを受け入れて他者と一緒に生きていくことを選択する。そして結末、碇シンジはヒロインのアスカとともに滅亡した世界にただふたり残される。だが、アスカはシンジを「キモチワルイ」と拒絶する。 うーん、やっぱりエヴァは「アスカに拒絶される話」として解釈されてるんだな。 でも同時に、「他者を受け入れる