今、組織が欲しい人材は、目的を示すことで自分の持ち駒(経験)を組み合わせて実現する方法を見つけ出すことができる人だ。 その対極に具体的な手順を示さないと動けない人がいる。例えば、目的はひとつ、工程が2つあって、それぞれの工程内での活動の選選択肢が10パターンずつあったら、サンプルのパターンを一つか二つ例示するのではだめで、今自分が置かれている立場にぴったり合う10×10=100のパターンの中から最も近い一つを示せと言われてしまうケースだ。 その程度はまちまちで、いくつかのケーススタディをするだけで済む場合もあれば、手取り足取り手順を示さないと動けない場合もある。 問題解決能力が高い人は、経験値が低くても工程を何回か繰り返すうちに具体的な手順から抽象度の高い解決方法を体系化することができる。 だから、組織は問題解決能力の高い人材が欲しい。 【1. 問題解決能力を身に付ける方法】 達成すべき目