正月休みの間、自動車業界が直面するであろう安全ソフトウェアの問題(=自動車ソフトウェアの未来予想図)について二つのシナリオ考えてみた。まずは、これら未来のシナリオを読んでみていただきたい。 ■シナリオ1 電気自動車の時代 の不具合 2020年、電気自動車用の充電プラグは家庭やコンビニエンスストアにも普及が進み、郊外には電気スタンドもよく見かけるようになってきた。充電場所が増えるにつれて、それまで聞いたこともない電気自動車メーカー、ブランドの車も数多く現れてきた。電気自動車の販売価格帯は二極化しており、老舗の自動車メーカーの150万円以上のブランド車と、アジアのメーカーの100万円以下の車に人気が集中している。低価格電気自動車は安いものなら50〜60万円で買えるようになり、都心の若い世代ではこのような低価格電気自動車を個人で購入するのではなく、電気自動車がシェアカーとして用意されているマンシ