社会に出て最初に覚えたことは、仕事のやり方と「長い物には巻かれろ」という処世術。あっちこっちで頭をぶつけて、次第に角も取れて丸くなる。気がつけば、いつしか“世渡り上手”と言われるようになっていました。 世渡り上手とは、褒められているのかと思いきや、決してそうでないと知るのは、かなり後年になってからだったりします。本音を隠し、相手に合わせ、適当に相槌を打ち、愛想笑いをする、これが一端の社会人になったことの証なのでしょうか? 最初は無理してやっていたことが、身体に馴染んでいることに気付き、「社会人になるとは、人間としてずるくなるということなのか」と青臭いことで悩んだこともありました。 組織の中で出世する人は、必ずしも「有能な人」とは限らないことも見えてきます。少なからず、処世術と器用な立ち回りは必要な能力のようです。 組織を離れれば、嫌なことは嫌と言い、したくないことはやらない、そんな生活がで
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