リストラが相次ぐ電機業界、抜擢人事なくして、復活は望めない 均一の賃金カットや早期退職では体力が落ちるだけ シャープ、NEC、ルネサス エレクトロニクス、パナソニック・・・と千人、万人の単位でのリストラが報道されています。でも、電機メーカーは、リストラの先に復活の処方箋が描けているのでしょうか。 画一的な賃金カットや早期退職では、会社の体力が落ちるだけ。窮地に立たされた会社の中にも、高い利益をあげている部門や、将来が有望な部門もあるはずです。会社全体のリストラにより、そういった、稼ぎ頭の部門の体力を削いでしまっては、復活は望めません。 リストラで良くあるケースが、不採算の部門の人員を、利益をあげている部門に異動させること。一見、これは素晴らしいやり方に見えますが、やり方を間違えると、有望な部門を弱体化することになりかねません。 例えば、異動に際して、従来の会社のルール通り、年功序列でポスト
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