パナソニックオートモーティブシステムズは2023年12月11日、車両へのサイバー攻撃を検知するためのソリューション「VERZEUSE for Runtime Integrity Checker」を開発したと発表した。車載アプリケーションやOS(基本ソフト)のセキュリティーを監視する機能そのものが正常に作動しているかどうかを多段的にチェックする。 すでに自動車メーカーでの採用が決まっており、パナソニックオートモーティブシステムズの開発担当者は「2024~2025年にかけて自動車に搭載されるのではないか」と話す。 同システムでは、サイバー攻撃を受けるリスクが低いとされる「信頼された領域」に「完全性監視ソフトウエア」(以下、開発品)を配置する。開発品は、アプリやOSなどに対するセキュリティー監視や通知機能が作動しているかどうかを常時チェックする。改ざんや不正停止を検知すると、車外のセキュリティー