ここでは,NetBIOS名の名前解決を実行するときの通信の中身を具体的に見ていこう。NetBIOS名の名前解決が行われた際のパケットをパケット・キャプチャ・ソフトのWiresharkを使ってキャプチャしてみた(図5)。 NetBIOS名前解決の実際の動きを確認 キャプチャしたパケットを見てみると,IPアドレスが192.168.1.28のVistaパソコン(VISTA-PC2)から,NetBIOS名前解決要求のパケットがブロードキャストで送信されている(図5の(1))。このときの送受信に使われるポート番号は,どちらもUDPの137番である。 前回の記事の図4で確認したように,Vistaの標準ノード・タイプはハイブリッドである。このため,まずはWINSでの名前解決を実行するはずなのだが,ここで使ったVistaパソコンではWINSサーバーに関する設定をしていない。このため,WINSを使った名前解
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