音楽は国境を超える、とはよく言われること。けれど、あの独特な音色を放つ日本の楽器、三味線は西洋の人たちに受け入れられるのだろうか。 2013年3月に欧州で先行発売した大野敬正さんのアルバム『SPARK』。欧州での待望の2作目。ネット配信もしている(写真提供すべて Honky Monkey Music/THK INC.) 和の文化への関心が年々高まっているヨーロッパでそんなことをずっと考えていたある日、風の噂で「すごい三味線奏者がいる」と耳にした。 パリと日本に拠点を置いて活動を広げる大野敬正(おおの・けいしょう)だ。今年3月末、大野はヨーロッパでアルバム2作を同時リリースした。 北はスウェーデン、南はギリシャ、西はポルトガル、東はルーマニアと、ヨーロッパ縦断・横断ツアーも開催して、三味線の魅力をより多くの人に伝えている。三味線の歴史で、こんなにも地道にヨーロッパで活動をしてきた奏者はかつて
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