ブックマーク / waka-rukana.hatenadiary.com (469)

  • デカルトの心身二元論における精神と身体の分離と、身体と自然の統一的な理論である機械論的世界観 - 日々是〆〆吟味

    デカルトの心身二元論と統一的な自然世界の機械論的世界観 身体と精神の哲学的分離 【デカルト『省察』『哲学原理』】 【ニュートン『自然哲学の数学的原理』】 身体と自然の統一的メカニズム 中世的思想に対して革命的だった統一的な自然の機械論的世界観 【中世思想原典集成精選版3】 前回のお話 waka-rukana.com デカルトの心身二元論と統一的な自然世界の機械論的世界観 省察 (ちくま学芸文庫) 作者:ルネ デカルト 発売日: 2006/03/01 メディア: 文庫 フッサールの現象学のお話のついでに、ちょっと寄り道してデカルトの心身二元論についてほんの少しお話してみようかと思います。 身体と精神の哲学的分離 デカルトが近世/近代哲学の祖であることは有名ですけれども、同時に近代における身体と精神を分離させてしまった哲学者としても悪名高くなってしまっています。というのもデカルトは身体と精神を

    デカルトの心身二元論における精神と身体の分離と、身体と自然の統一的な理論である機械論的世界観 - 日々是〆〆吟味
  • 現象学が様々な分野で応用され発展していったそれぞれの思想的展開 - 日々是〆〆吟味

    学問の基礎学としての哲学である現象学とその応用たち 哲学としての現象学 応用される現象学 現象学と社会学 【シュッツ『社会的世界の意味構成』】 現象学と地理学 【レルフ『場所の現象学』トゥアン『空間の経験』】 現象学と哲学 【メルロー=ポンティ『知覚の現象学』】 前回のお話 waka-rukana.com 学問の基礎学としての哲学である現象学とその応用たち ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学 (中公文庫) 作者:エドムント フッサール 発売日: 1995/06/01 メディア: 文庫 哲学としての現象学 フッサール先生によって樹立された現象学ですが、これは哲学として打ち立てられました。そのため哲学の歴史の中に現象学というものは置かれるわけですね。 しかし現象学というのはなにも哲学としてだけではありません。数学化されたヨーロッパ学問とはことなる学問の水脈として考えられたわけですね。そのため

    現象学が様々な分野で応用され発展していったそれぞれの思想的展開 - 日々是〆〆吟味
  • 現象学が基礎づけようとした、体験を意味づけすることにより新しい学問的基礎を築いた哲学 - 日々是〆〆吟味

    現象学と普遍的なものとしての人間の体験 ちょっと不思議に聞こえる現象学 【竹田青嗣『現象学入門』】 人間にとって普遍的な体験というもの 【フッサール『イデーン』】 数学に対するものとしての体験 【クライン『数学文化史』】 前回のお話 waka-rukana.com 現象学と普遍的なものとしての人間の体験 イデーン―純粋現象学と現象学的哲学のための諸構想 (1-1) 作者:E.フッサール 発売日: 1979/12/16 メディア: 単行 ちょっと不思議に聞こえる現象学 フッサールの現象学は大変重要なもので、20世紀に行き詰まった問題は現象学によってしか解けない、なんて悲壮的に叫ばれたりもします。しかしその現象学もとても難しい立場から出発されていたようで、あちこちからフッサール先生は批判の集中砲火を受けたそうです。革命的なことを考えた人は大変ですね。 【竹田青嗣『現象学入門』】 現象学入門

    現象学が基礎づけようとした、体験を意味づけすることにより新しい学問的基礎を築いた哲学 - 日々是〆〆吟味
  • 現象学の意味とはあまりに数学化されたヨーロッパの学問から体験的統一性を取り戻すことにあった ~フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』 - 日々是〆〆吟味

    現象学とヨーロッパの学問の数学化と失われる統一的人間観 現象学の問題意識 【フッサール『論理学研究』】 ヨーロッパの学問と数学化 【フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』】 人間が数字化されて物扱いになっていく 【マルクス『経済学批判』】 部品の集まりとしての人間観 【フッサール『デカルト的省察』】 前回のお話 懐疑主義のエポケー/思考停止を用いる現代的な哲学である現象学とは - 日々是〆〆吟味 現象学とヨーロッパの学問の数学化と失われる統一的人間観 ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学 (中公文庫) 作者:エドムント フッサール 発売日: 1995/06/01 メディア: 文庫 現象学の問題意識 フッサールが体験そのものを学問の基礎に据えようとして現象学というものを構築しようとしたのですが、なぜこのような風変わりとも思えるような哲学を必要としたのでしょうか。 それはヨーロッパ

    現象学の意味とはあまりに数学化されたヨーロッパの学問から体験的統一性を取り戻すことにあった ~フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』 - 日々是〆〆吟味
  • 懐疑主義のエポケー/思考停止を用いる現代的な哲学である現象学とは - 日々是〆〆吟味

    現代における懐疑主義のエポケー/判断停止を用いる新たな哲学である現象学 平静を求めるための懐疑主義のエポケー/判断停止 【アナス,バーンズ『古代懐疑主義入門』】 現代におけるエポケー/判断停止と現象学 【竹田青嗣『現象学入門』】 体験を純粋に取り出すための手段としてのエポケー/判断停止 【フッサール『イデーン』】 前回のお話 現代における懐疑主義のエポケー/判断停止を用いる新たな哲学である現象学 イデーン―純粋現象学と現象学的哲学のための諸構想 (1-1) 作者:E.フッサール 発売日: 1979/12/16 メディア: 単行 平静を求めるための懐疑主義のエポケー/判断停止 古代の懐疑主義というものは特定の真理を奉じて、これぞ絶対に正しき境地なり、とでもいうものを否定するものでした。いわば真理の立場を相対化することによって、真理への認識自体を宙ぶらりんにすることによって心の平静を得ようと

    懐疑主義のエポケー/思考停止を用いる現代的な哲学である現象学とは - 日々是〆〆吟味
  • 【まとめ】フロイトによる群衆の分析と理解 ~自我の代わりの暗示をかける者としてのカリスマ【47】 - 日々是〆〆吟味

    まとめ47 フロイトによる群衆の分析と理解 ~自我の代わりの暗示をかける者としてのカリスマ このまとめの要旨 書いたものの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ47 フロイトによる群衆の分析と理解 ~自我の代わりの暗示をかける者としてのカリスマ このまとめの要旨 群衆についてはル・ボンのあとにフロイトも考えたことがあるので、そのことについてお話ししてみたもののまとめ。 書いたものの一覧 www.waka-rukana.com 群衆はル・ボンが最初に分析したけど、その後にフロイトも分析していて、今回からその話を少ししますよ、ーというようなお話。 www.waka-rukana.com フロイトによれば群衆の中に入っちゃうと自我が失われてしまって、群衆そのものが自分たちの代わりの自我を求めてしまうらしい、ーというようなお話。 www.waka-ruka

    【まとめ】フロイトによる群衆の分析と理解 ~自我の代わりの暗示をかける者としてのカリスマ【47】 - 日々是〆〆吟味
  • メンデリソン(露 1899-1962) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】 - 日々是〆〆吟味

    エリ・ア・メンデリソン(Mendel'son, Lev Abramovich) エリ・ア・メンデリソン(Mendel'son, Lev Abramovich) メンデリソン著作リンク一覧 メンデリソン著作一覧 メンデリソン著作リンク一覧 帝国主義論にかんする戦後の新資料 : 統計的評註(ヴァルガ共著, 堀江邑一 訳. 大月書店, 1954) 恐慌の理論と歴史(飯田貫一 等訳. 青木書店 第1分冊 1960 第2分冊 1960 第3分冊 1960 第4分冊 1961) 恐慌の理論と歴史 続(飯田貫一, 池田頴昭 訳. 青木書店 上1966  下 1967) メンデリソン著作一覧 帝国主義論にかんする戦後の新資料 : 統計的評註 恐慌の理論と歴史 恐慌の理論と歴史

    メンデリソン(露 1899-1962) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】 - 日々是〆〆吟味
  • デカルトの懐疑とセクストス・エンペイリコスの懐疑主義 ~懐疑を巡る時代を超えた継承と忘却された中世哲学 - 日々是〆〆吟味

    近世/近代に現れた懐疑主義の影響とデカルトの懐疑 【セクストス・エンペイリコス『ピュロン主義の概要』】 デカルトの懐疑 【デカルト『方法序説』】 デカルトの懐疑とセクストス・エンペイリコスの懐疑主義 中抜きされてしまった中世哲学 【キリスト教教父著作集,キリスト教神秘主義著作集】 前回のお話 近世/近代哲学における、古代懐疑主義からの影響による認識論の基礎づけ ~セクストス・エンペイリコスからデカルトへ - 日々是〆〆吟味 近世/近代に現れた懐疑主義の影響とデカルトの懐疑 方法序説 (角川ソフィア文庫) 作者:デカルト,小場瀬 卓三 発売日: 2013/07/25 メディア: Kindle版 懐疑主義が古代に起こってセクストス・エンペイリコスという人がまとめてを書きました。そのがず〜っと後になって、千年ぐらいたってからまた出版されるようなことがありました。その結果このをめぐって色々な

    デカルトの懐疑とセクストス・エンペイリコスの懐疑主義 ~懐疑を巡る時代を超えた継承と忘却された中世哲学 - 日々是〆〆吟味
  • 近世/近代哲学における、古代懐疑主義からの影響による認識論の基礎づけ ~セクストス・エンペイリコスからデカルトへ - 日々是〆〆吟味

    近世/近代哲学における、古代懐疑主義からの影響による認識論の基礎づけ 近世哲学における既成哲学の拒絶 古代懐疑主義による徹底批判 【セクストス・エンペイリコス『学者たちへの論駁』】 近代哲学における新しい基礎の探求 【デカルト『方法序説』,ロック『人間知性論』,カント『純粋理性批判』】 転換される認識の基礎 前回のお話 古代における懐疑主義と近代の哲学者たちの関心 ~セクストス・エンペイリコス『ピュロン主義の概要』の後世の影響 - 日々是〆〆吟味 近世/近代哲学における、古代懐疑主義からの影響による認識論の基礎づけ 人間知性論 1 (岩波文庫 白 7-1) 作者:ジョン・ロック 発売日: 1972/10/16 メディア: 文庫 古代懐疑主義のが近世に再び世に出ることによって、来古代の人々を対象に書かれた哲学が近世の人々にも大きく影響を与えました。それは自分たちの認識の基礎や土台をどうや

    近世/近代哲学における、古代懐疑主義からの影響による認識論の基礎づけ ~セクストス・エンペイリコスからデカルトへ - 日々是〆〆吟味
  • M-1グランプリ2020年マヂカルラブリー決勝のネタは〝面白くない〟で漫才じゃないのか論争問題 〜M-1:2020とコロナとしゃべくり漫才 - 日々是〆〆吟味

    M-1グランプリ2020におけるしゃべくり漫才とコロナ禍 前置き マヂカルラブリーは漫才か問題 漫才の自由と型 音楽や落語による型 【吉田秀和『私の好きな曲』】 【立川談志『現代落語論』】 小説や絵画における自由 【ジョイス『ユリシーズ』,ベケット『ゴドーを待ちながら』,カンディンスキー『抽象絵画論』】 【蓮實重彦『小説から遠く離れて』,ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』】 自分の道としての新しい芸 ウケればいいことと資主義の論理 面白さとウケることと売れること 〜話芸とキャラ 至芸の話術と売れるまでの時間と効率化 90年代における大阪の笑いの死と起死回生の戦いとしてのM-1 活躍する東京芸人とコント 大阪の小劇場における漫才禁止令と中川家 大阪漫才の危機と島田紳助とM-1 東京の笑いと細かすぎて伝わらないモノマネ選手権 今年のM-1としゃべくり漫才とM-1の理念 〜面白さに対するイデオ

    M-1グランプリ2020年マヂカルラブリー決勝のネタは〝面白くない〟で漫才じゃないのか論争問題 〜M-1:2020とコロナとしゃべくり漫才 - 日々是〆〆吟味
  • 古代における懐疑主義と近代の哲学者たちの関心 ~セクストス・エンペイリコス『ピュロン主義の概要』の後世の影響 - 日々是〆〆吟味

    古代における懐疑主義と近代の哲学者たちの関心 近世におけるセクストス・エンペイリコス 学派的真理への批判と真理の相対化 【セクストス・エンペイリコス『ピュロン主義の概要』】 古代の哲学者の問題意識と近世の哲学者の問題意識 【マルクス・アウレーリウス『自省録』】 スコラ哲学からの自立を目指す近代哲学 【中世思想原典集成20 近世のスコラ学】 前回のお話 古代における懐疑主義と近代の哲学者たちの関心 中世思想原典集成 精選6 大学の世紀2 (平凡社ライブラリー) 発売日: 2019/09/12 メディア: 単行 近世におけるセクストス・エンペイリコス 近世になってからセクストス・エンペイリコスのが出版されたということがどのような意味があったのでしょうか。実はあんまり詳しくないのですが、ちょっとまた無理して書いてみたいと思います。 学派的真理への批判と真理の相対化 セクストス・エンペイリコス

    古代における懐疑主義と近代の哲学者たちの関心 ~セクストス・エンペイリコス『ピュロン主義の概要』の後世の影響 - 日々是〆〆吟味
  • 失われた古代の古典と新しく出版されることにより蘇る問題意識 ~古代の懐疑主義により与えられた近世哲学の問題意識 - 日々是〆〆吟味

    失われた古代の古典と新しく出版されることにより蘇る問題意識 現代にまで影響を与える古代の懐疑主義 案外残っていない古代の哲学 【ソクラテス以前哲学者断片集,初期ストア派断片集】 修道院に死蔵されて忘れられた古典たち 出版が可能になってから再び現れた古代の古典 新しいとしての古代の 【セクストス・エンペイリコス『ピュロン主義の概要』】 前回の プラトンのアカデメイアと哲学の変遷 ~プラトン亡き後のアカデメイアの研究態度の変化 - 日々是〆〆吟味 失われた古代の古典と新しく出版されることにより蘇る問題意識 学者たちへの論駁〈1〉 (西洋古典叢書) 作者:セクストス エンペイリコス メディア: 単行 現代にまで影響を与える古代の懐疑主義 懐疑主義というものがピュロン主義というものとプラトンのアカデメイアの末期にストア派に対抗する形で現れてきたのですが、これはどちらも古代の時代においての話で

    失われた古代の古典と新しく出版されることにより蘇る問題意識 ~古代の懐疑主義により与えられた近世哲学の問題意識 - 日々是〆〆吟味
  • 【まとめ】群衆の特徴と現象。集団への埋没、個人の喪失、暗示。メディアと消費のための広告による集団化 ~ル・ボン『群集心理』の紹介と解説 【46】 - 日々是〆〆吟味

    まとめ46 群衆の特徴と現象。集団への埋没、個人の喪失、暗示。メディアと消費のための広告による集団化 このまとめの要旨 書いたものの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ46 群衆の特徴と現象。集団への埋没、個人の喪失、暗示。メディアと消費のための広告による集団化 このまとめの要旨 群衆について書いたもののうち、ル・ボンが書いたものを中心に説明したものをまとめてみました。簡単に面白くお話しているだけなので、もしよければル・ボン直接読んでみてくださいね。 書いたものの一覧 www.waka-rukana.com 大衆と似たものに群衆というものがあるけど、それを最初に分析したのはル・ボンという人で、その話を今回から始めますよ、ーというようなお話。 www.waka-rukana.com 群衆も大衆も個人を指すわけではないけど、だからといって集まった人々

    【まとめ】群衆の特徴と現象。集団への埋没、個人の喪失、暗示。メディアと消費のための広告による集団化 ~ル・ボン『群集心理』の紹介と解説 【46】 - 日々是〆〆吟味
  • ベーム=バヴェルク(墺 1851-1914) 本 【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】 - 日々是〆〆吟味

    オイゲン・フォン・ベーム=バヴェルク(Böhm-Bawerk, Eugen von) オイゲン・フォン・ベーム=バヴェルク(Böhm-Bawerk, Eugen von) ベーム=バヴェルク著作リンク一覧 ベーム=バヴェルク著作一覧 Wikipedia ベーム=バヴェルク著作リンク一覧 マルクス價値説の終焉 (マルクス思想叢書 神永文三 譯述. 新潮社, 1927 / 『マルクス学説体系の終焉』社会文庫 竹原八郎 訳. 日評論社, 1931① ② / 『マルクス体系の終結』 木幸造 訳. 未来社, 1969 → 1992) 経済的財価値の基礎理論 : 主観的価値と客観的交換価値 (岩波文庫 長守善 訳. 岩波書店, 昭和7① ② → 1952) 価値理論要綱(大山千代雄 訳. 大山千代雄, 昭和12) 国民経済学 : ボェーム・バヴェルク初期講義録(塘茂樹 訳. 嵯峨野書院, 1994

    ベーム=バヴェルク(墺 1851-1914) 本 【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】 - 日々是〆〆吟味
  • プラトンのアカデメイアと哲学の変遷 ~プラトン亡き後のアカデメイアの研究態度の変化 - 日々是〆〆吟味

    プラトンのアカデメイアと哲学の変遷 アカデメイアと懐疑主義 【廣川洋一『プラトンの学園アカデメイア』】 プラトンの弟子アリストテレス 【ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝』】 プラトン亡き後のアカデメイアの後継者 アリストテレスのアカデメイアへの態度 アカデメイアとプラトンの哲学 【プロティノス『エネアデス』】 前回のお話 アカデメイアに起こったピュロン主義とは異なる懐疑主義 ~ストア派に対するための後期アカデメイア的懐疑主義 - 日々是〆〆吟味 プラトンのアカデメイアと哲学の変遷 プラトンの学園アカデメイア (1980年) 作者:広川 洋一 メディア: - アカデメイアと懐疑主義 プラトンの学園であるアカデメイアからストア派と対立するために懐疑主義が現れてきたというのもなんとなく変わった話だなぁ、なんて思ったりもするのですが、アカデメイアはもしかしたらプラトンとはまったく異

    プラトンのアカデメイアと哲学の変遷 ~プラトン亡き後のアカデメイアの研究態度の変化 - 日々是〆〆吟味
  • アカデメイアに起こったピュロン主義とは異なる懐疑主義 ~ストア派に対するための後期アカデメイア的懐疑主義 - 日々是〆〆吟味

    ピュロン主義とは異なる別の懐疑主義としてのアカデメイア もうひとつの懐疑主義 【セクストス・エンペイリコス『ピュロン主義の概要』】 プラトンの哲学と懐疑主義 ストア派の祖としてのキュニコス派とプラトン 【ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝』】 【山川偉也『哲学者ディオゲネス』】 ストア派と懐疑主義的アカデメイア 【エピクテトス『人生談義』】 前回のお話 ピュロン主義としての懐疑主義とセクストス・エンペイリコスの著作『ピュロン主義哲学の概要』や『学者たちへの論駁』の歴史的意義 - 日々是〆〆吟味 ピュロン主義とは異なる別の懐疑主義としてのアカデメイア ギリシア哲学者列伝 上 (岩波文庫 青 663-1) 作者:ディオゲネス・ラエルティオス 発売日: 1984/10/16 メディア: 文庫 もうひとつの懐疑主義 懐疑主義と言いますと古代のピュロン主義のことを指すのだそうですが、し

    アカデメイアに起こったピュロン主義とは異なる懐疑主義 ~ストア派に対するための後期アカデメイア的懐疑主義 - 日々是〆〆吟味
  • ピュロン主義としての懐疑主義とセクストス・エンペイリコスの著作『ピュロン主義哲学の概要』や『学者たちへの論駁』の歴史的意義 - 日々是〆〆吟味

    ピュロン主義としての懐疑主義とセクストス・エンペイリコスの著作の歴史的意義 ピュロン主義としての懐疑主義 遺されていないピュロンの著作とセクストス・エンペイリコス 【セクストス・エンペイリコス『ピュロン主義の概要』】 セクストス・エンペイリコスの著作によって遺された古代哲学の断片 【セクストス・エンペイリコス『学者たちへの論駁』】 前回の 懐疑主義の持つ特定の心理を報じない積極的判断停止の立場 ~心の平静をもとめるひとつの知恵 - 日々是〆〆吟味 ピュロン主義としての懐疑主義とセクストス・エンペイリコスの著作の歴史的意義 ピュロン主義哲学の概要 (西洋古典叢書) 作者:セクストス エンペイリコス 発売日: 1998/02/01 メディア: 単行 懐疑主義というものがそれぞれの立場において真理を主張する中、どの立場にも属さず判断停止にとどまることによって論争の煩わしさから逃れて平静を保つ、

    ピュロン主義としての懐疑主義とセクストス・エンペイリコスの著作『ピュロン主義哲学の概要』や『学者たちへの論駁』の歴史的意義 - 日々是〆〆吟味
  • 懐疑主義の持つ特定の心理を奉じない積極的判断停止の立場 ~心の平静をもとめるひとつの知恵 - 日々是〆〆吟味

    特定の真理を奉じない懐疑主義の積極的判断停止の立場 懐疑主義とわからないことの宙ぶらりん 【アナス,バーンズ『古代懐疑主義入門』】 わからないことを選ぶ懐疑主義 判断停止と心の平静 【セクストス・エンペイリコス『ピュロン主義の概要』】 前回のお話 エピクロスの哲学と原子論の考え方とキリスト教における自然観の対立 - 日々是〆〆吟味 特定の真理を奉じない懐疑主義の積極的判断停止の立場 学者たちへの論駁〈1〉 (西洋古典叢書) 作者:セクストス エンペイリコス メディア: 単行 ローマ時代の哲学はストア派とエピクロス学派と懐疑主義、なんて書きましたが、実際にはストア派とエピクロス学派が二大巨頭で懐疑主義はあんまり大きな勢力ではなかったそうです。というのも懐疑主義というのはその名の通りあまり積極的になにかを述べるような哲学ではなかったからですね。 懐疑主義とわからないことの宙ぶらりん 懐疑主義

    懐疑主義の持つ特定の心理を奉じない積極的判断停止の立場 ~心の平静をもとめるひとつの知恵 - 日々是〆〆吟味
  • エピクロスの哲学と原子論の考え方とキリスト教における自然観の対立 - 日々是〆〆吟味

    エピクロスの哲学と原子論とキリスト教 ローマ時代の3つの哲学 【ロング『ヘレニズム哲学』】 エピクロスの哲学 ルクレティウスに残されたエピクロス哲学 【ルクレティウス『物の質について』】 デモクリトスの原子論とエピクロス エピクロスの自然観とキリスト教の対立 前回のお話 ストア派とキリスト教のローマ社会における立場と相違 - 日々是〆〆吟味 エピクロスの哲学と原子論とキリスト教 ヘレニズム哲学―ストア派、エピクロス派、懐疑派 作者:A.A. ロング 発売日: 2003/06/01 メディア: 単行 ローマ時代の哲学としてストア派が存在していましたが、なにもストア派だけがローマ時代に存在していたわけではありません。ストア派が一番大きな主流であっただけであり、他の哲学というものもありました。 ローマ時代の3つの哲学 ローマ時代を代表する哲学は3つあったそうです。そのひとつめが今述べたストア

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  • 【まとめ】TVとYouTuber、もしくは新しい表現と能力 ~新世界における新世代と今昔【45】 - 日々是〆〆吟味

    まとめ45 TVとYouTuber、もしくは新しい表現と能力 ~新世界における新世代と今昔 このまとめの要旨 書いたものの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ45 TVとYouTuber、もしくは新しい表現と能力 ~新世界における新世代と今昔 このまとめの要旨 TVとネットに起こった新しい世界としての変化を、似てたり繰り返したり、また新たになっていたりという点を書いてみたもののまとめ。結構長めの文章が多いかもしれません。 書いたものの一覧 www.waka-rukana.com 80年代にTVを素人の時代と呼んだ時期があったのですが、それはかつての師弟関係の中から出てきたのではない芸人の登場によってお笑いの文化自体も変化していったという側面もあり、しかし今ネットに現れてきた新しい人たちもこの頃のTVと似たようなものであって、ーというようなお話。

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