【対決の底流】下 JOC歓迎「本気の東京」 「最終的には東京でしょう」。福岡の長所も挙げた上で、そう結論づけた日本オリンピック委員会(JOC)理事の一人は、その理由を、「財政面も含めて無理がきく」東京の伸びしろにあると説明した。2016年夏季五輪招致をめぐる福岡、東京の綱引きは、いよいよ30日に決着を迎える。しかしここまで、選考に当たるJOC側の受け止め方は、一往復した振り子のような軌跡をたどった感がある。 まだ両都市が立候補表明をする前は、ロンドン、パリ、ニューヨークなどが競った2012年五輪招致の記憶が鮮明だったこともあり、「日本が招致に出るなら、東京しかない」(JOC理事)との見方が大勢だった。ロンドン五輪招致委の元幹部も、「五輪招致のプレステージ(格)が上がっている。首都東京以外に、勝ち目はないね」と耳打ちして来た。 JOC関係者のトーンが変わったのは、福岡の計画全容が明らかになっ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く