ガンホー・オンライン・エンターテイメントが2日発表した2015年12月期連結決算は、12年2月の人気ゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」の配信開始以来、初めての減収減益となった。ガンホーの“失速”は、急成長を続けてきたスマートフォン向けゲーム市場が転換点を迎えたことを示しているといえそうだ。 ガンホーの15年12月期の売上高は前期比10.8%減の1543億円、営業利益は23.2%減の724億円、最終利益は30.0%減の434億円。16年12月期の業績予想は「短期的な事業環境の変化が激しい」などとして開示していない。ガンホーはパズドラの成功で売上高が約18倍に膨らむなど急成長を遂げた。13年には一時、時価総額が任天堂を上回った。パズドラは先月26日、国内累計4000万ダウンロードを達成。スマホ2台に1台を超える計算になる。 スマホ広告事業を展開しているサイバーZなどの試算では、16年