内容に入ろうと思います。 本書は、ネットジャーナリズム界で有名な津田大介が語る、現在のソーシャルネットワークやその周辺の事柄について、『動員』をキーワードに書いた作品です。 まず、本書の大雑把な構成を説明します。 まず、津田大介氏による文章の展開としては、まず現在ソーシャルメディアの周辺で一体何が起きているのかを、アラブなどの革命の背景などを説明することで紹介し、そこから『動員の革命』というキーワードを引き出します。その後、ソーシャルメディアを使ってどんなことが出来る可能性が今後あるのか、その際にどんな点に注意しなくてはいけないのか、というような、ソーシャルメディアを使う上での実際上のテクニックやアドバイスについて書かれる。さらに、東日本大震災を引き合いに出し、東日本大震災においてソーシャルメディアがどんな風に役立ったのか、今後どんな風に役立てることが出来そうなのか、という著者自身による展