まず、こちらの写真をご覧いただきたい。 今にも飛び立ちそうなこのオオスズメバチ、驚くことなかれ本物ではなくフィギュア(模型)なのだ。 このフィギュアを手掛けたのは、今から57年前に大阪・守口で創業したフィギュアメーカーの「海洋堂」だ。 現在では、海洋堂は広く一般に親しまれているキャラクターのフィギュアを手掛けつつ、先に述べたような、フィギュア愛好家も思わず唸る精巧なオリジナル商品を数多くリリースしている。 また、幕張メッセで年間2回開催、毎回約5万人が来場する模型・フィギュア好きにはおなじみのイベント「ワンダーフェスティバル(通称:ワンフェス)」を主催し続けるイベント会社としての顔も海洋堂は合わせ持っている。 幕張メッセで開催されるワンフェスの様子。(写真提供:海洋堂) プロ・アマを問わず、自身がクリエイターとなって製作した模型・フィギュアを販売できる世界最大規模のイベントであるワンフェス
![海洋堂 創業者が語る日本の模型・フィギュアを支え続けた57年――ワンフェス運営・ガレージキット・完成品販売…プラモデル普及に生涯を賭けた親子二代の物語【話者:宮脇修・宮脇修一】](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6f21f4efdf640603b393742db824746b68130fec/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Foriginalnews.nico%2Fwp-content%2Fuploads%2F2021%2F06%2F26004625%2F210625_kaiyodo_nouhin.jpg)