町長室で町長から性被害にあったーー。5年前、草津温泉で有名な群馬県草津町の議員だった女性による告発は、MeToo運動の流れの中で国内外から注目を集めた。 しかし、黒岩信忠町長(77)と性的関係を結んだと虚偽の告発をした元町議の女性ら3人に対して、黒岩町長が名誉毀損で訴えた裁判で、前橋地裁は今年4月、女性らに275万円を支払うよう命じる判決を下した。性交渉はなかったと認定し、町長の名誉を毀損したと判断したのだ。 なぜ、こんなことが起きてしまったのか。現地で取材すると、事件に関わった人たちの思惑と事情が見えてきた。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介) ●町長は一貫して否定するも高まる批判 当時、草津町の町議会議員だった新井祥子氏(55)が”性被害”を告発したのは2019年11月。 2015年1月8日に町長室で黒岩信忠町長(77)と肉体関係を強いられたという内容だった。 黒岩町長は当初から一貫
弁護士ドットコム 犯罪・刑事事件 頂き女子りりちゃん「懲役9年」判決にネット騒然、「性犯罪より重い」の声も 量刑はどう決まる? 元検察官の弁護士に聞く 「頂き女子りりちゃん」を名乗って、複数の男性から現金をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた女性(25)に対し、名古屋地裁は4月22日、懲役9年、罰金800万円の判決(求刑:懲役13年、罰金1200万円)を言い渡した。 報道によると、女性は、2021〜2022年の間に勤務先の風俗店やマッチングアプリで知り合った男性3人から計約1億5500万円をだまし取ったほか、だまし取ったとされる所得を申告せずに約4000万円を脱税した罪などに問われていた。いずれの罪も起訴内容を認めていたという。 今回の判決に対して、ネットでは様々な声があがっている。「人殺したわけでもないのに」「おぢたちに夢見せてあげてただけなのにね」と量刑が重すぎるという意見のほか
離婚後に同居し、ふたたび別居する際、母親が親権をもたない子ども2人を連れて行ったことは違法であるとして、子の親権を有する父親が、母親とその代理人弁護士らに1100万円の損賠賠償を求めた裁判の控訴審判決が1月26日、東京高裁であった。 小林宏司裁判長は、請求を一部認容した一審・東京地裁判決を支持し、控訴を棄却した。被告側は上告する方針だ。 一審の東京地裁は2022年3月、母親と母親に助言した弁護士2人に110万円の損害賠償を命じていた。 ●「一般的な子連れ別居の事案ではない」経緯は 被告側の弁護団が「一般的な婚姻状態にある子連れ別居の事案ではない」と注意を促すこの裁判で、夫婦はどんな経緯をたどったのか。 夫婦は2003年に結婚。2014年の12月末、父親は次男と三男を連れて別居し、翌2015年1月に離婚は成立した(次男・三男の親権者は父)。同年5月、再構築のため再び同居生活を始めるが、心身に
弁護士ドットコム インターネット 「マナー違反ですよね?」 電車やバスで無断撮影して晒す「私刑」横行…「スカッとした」じゃすまない法的リスク
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