会見で声を絞り出すように語った片山右京さんは、時折声を上げて号泣した=19日夜、静岡県御殿場市の御殿場署(玉嵜栄次撮影)(写真:産経新聞) 元F1ドライバーの片山右京さん(46)ら3人が富士山を登山中に遭難した事故で、発見された2人の遺体と対面した片山さんは19日夜、静岡県御殿場市内で取材に応じた。 [フォト] 富士山遭難から救助され、無事生還した片山右京さん 両脇を関係者に支えられながら、顔を下に向けたまま力なく報道陣の前に立った片山さんは、「全部自分の責任です。助けられなかった。申し訳ない気持ちでいっぱいです」と、号泣しながら声を絞り出した。 片山さんは遭難時の様子を振り返り、「(死亡した2人に)呼びかけたが、呼吸が止まって…。何とか担いで下りたかった…」と途切れ途切れに言葉をつないだ。今回の富士山登山についても「力不足でした。申し訳ありません」と何度も謝罪の言葉を繰り返した。