2013年10月15日に運行を開始するや否や、高額なチケットにもかかわらず、またたく間にプラチナチケットとなったJR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」。JR九州で代表取締役会長をつとめる唐池 恒二氏にとって、ななつ星への思い入れは人一倍強いものだが、唐池氏は何より「気」の重要性を強調する。ななつ星にはそれに携わったさまざまな人々の「気」が込められており、それが人を豊かにし、職場を元気にするのだという。 「ななつ星 in 九州」は、JR九州が2013年10月から運行している日本初の“クルーズトレイン”だ。博多駅を出発して九州7県を豪華な寝台列車でめぐる。日立イノベーションフォーラム2014に登壇した唐池氏は、その思い入れを次のように語る。 「世界の豪華列車に乗車された方からも、オリエント・エクスプレスを超えたとお褒めいただくほどの評判をいただいている。世界トップクラスと控えめに表現し