台湾第3位のトランスアジア航空(復興航空、TNA/GE)は11月22日、会社の解散と運航停止を臨時取締役会で決定した。2014年と2015年に起きた二度の墜落事故で乗客離れが進んだほか、競争激化などにより、事業継続が困難だと判断した。航空券は払い戻しに応じる。 解散を決定したトランスアジア航空。写真は成田への初便=13年9月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire 同社は1951年設立で、台湾初の民間航空会社。2014年7月23日と2015年2月4日に、墜落事故を起こした影響などで不振が続き、2016年度第3四半期決算は、累積損失が22億台湾ドルに達した。21日に突如、22日に運航予定だった全便の欠航を発表するとともに、臨時取締役会を開くとしていた。 林明昇会長は、「会社解散は苦渋の決断。国内外の再生支援機構や合併するパートナー、新しい経営グル
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