緊急走行時でも速度違反で罰せられたパトカーも! パトカーや白バイは、公安委員会が指定した緊急自動車の一種になる。緊急自動車とは、「消防用自動車、救急用自動車その他の政令で定める自動車で、当該緊急用務のため、政令で定めるところにより、運転中のもの」のこと(道路交通法39条)。 この緊急自動車を、緊急の用務のため運転するときは、サイレンを鳴らし、かつ、赤色の警光灯をつけるというのが、基本ルール。一部の例外を除き、赤色灯をつけず、サイレンを鳴らしていないときは、一般車両と同じ交通ルールが適用される。 一方で、緊急自動車が、緊急の用務のため、赤色灯をつけ、サイレンを鳴らして走る場合、さまざまな制約が適用外となる。たとえば、一番気になる最高速度は、一般道では80km/hまでと上限が引き上げられている。 ただし高速道路では100km/hまでと一般車と同じ。過去にはパトカーが、赤色灯を回してサイレンを鳴