部下に騙された矢沢永吉 35億円の借金背負う 矢沢はオーストラリアのゴールドコーストに強く惹かれ、そこに音楽学校やスタジオを作れないか?と考えるようになる。このプロジェクトにあたって、信頼できる二人の部下に任せるようにしたそう。一人は英語が話せて現地との交渉事をスムーズにできる男。もう一人は不動産や金融関係の経験が豊富な年長者。最適な組み合わせであったはずだった。 だが、1998年に衝撃の事実が発覚する。現地の部下二人は矢沢の会社で別のビジネスを行っており、矢沢への報告はすべて虚偽だったことが判明。 詐欺・横領などによって矢沢が受けた被害総額は35億円。その全ての借金を矢沢が背負うこととなってしまう。これはオーストラリア犯罪史上二番目に大きい被害金額であった。 借金を全額返済した矢沢永吉 信頼していた部下に裏切られた矢沢は、当初打ちのめされて毎日酒を飲んでいたそうだが、借金完済を決意。そこ