AHSの「HDオプティマイザー」は、DVDやVHSなどのSD映像を720Pのハイビジョン解像度に変換する外付けのアップスケーラーだ。しかも単なるアップスケールに止まらず、映像に対してスムージングやエッジ処理、コントラスト調整などを行い、見やすい映像を作り出すという。フレームレートは最大120Hzの出力に対応。売り文句は“倍速駆動”である。 しかし、液晶テレビの倍速駆動は、専用の液晶パネルとドライバー、そして中間フレームを作る技術などを組み合わせて初めて実現できるもの。違和感のない映像を作り出すために各メーカーが技術開発にしのぎを削っているのが現状で、外付け機器1つで実現できるものではないはずだ。では、HDオプティマイザーでは一体どのような処理を行い、実際に効果があるのか。試用しているうちに見えてきた。 独Micronasの「truD HD」を搭載 HDオプティマイザーは、ドイツに本拠を置く
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