中谷元(げん)防衛相が北朝鮮の弾道ミサイル発射に備え、16日付で自衛隊法に基づく破壊措置命令を出していたことが分かった。北朝鮮が18日、「ノドン」とみられる中距離弾道ミサイルを発射したため、政府は同日付で命令を追加し、警戒を強めている。 韓国国防省によると、北朝鮮は18日午前5時55分(日本時間同)ごろ、平壌の北側にある平安南道(ピョンアンナムド)粛川(スクチョン)一帯から日本海に向け弾道ミサイル1発を発射。午前6時17分にも粛川一帯からミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体が発射され、上空17キロの地点でレーダーから消えた。1発目の飛距離は約800キロ…