世界第2位の広告会社アメリカのオムニコムグループと第3位のフランスのピュブリシスグループは、28日、合併することで合意したと発表し、実現すれば世界最大の広告会社が誕生することになります。 これは、オムニコムグループとピュブリシスグループが共同で発表したものです。 それによりますと、両社は、合併後の新会社の名称をピュブリシス・オムニコム・グループとしたうえで、本社をオランダに置くということで、来年3月までに合併手続きを完了させたいとしています。 合併が実現すれば、広告会社の経営規模を表す売上高から売上原価を差し引いた売上高総利益が227億ドル(日本円で2兆2000億円)となり、現在首位のイギリスのWPPグループを抜いて世界一の広告会社が誕生することになります。 両社は、合併による規模のメリットを生かし、中国やブラジルなど成長が期待できる新興国での事業やインターネットの広告事業を強化し、収益力