浜田市沿岸の松原湾で、真っ白なナマコが見つかった。26日夕、浜田、江津両市にまたがる水族館アクアスが引き取り、珍しい海の生き物の仲間に加わることになった。 白いナマコは体長約20センチで、素潜りでナマコ漁をしていた浜田市長浜町の漁業、笹田卓さん(27)が発見。形は食用となる一般的なマナマコと同じだが、茶褐色のアカナマコや青っぽいアオナマコなどのマナマコに見られる模様や斑点がない。アクアス魚類展示課の藤田剛志さん(33)によると「色素変異の個体」で、たまに見つかるという。 笹田さんは「めったにない経験。見つけた時は、『気持ち悪いな』『とても食べられないな』と思った」と話した。 アクアスは過去に見つかった白いナマコ数匹を、藻場の生き物の水槽「海中林」で飼育、展示しており、新たな仲間を歓迎している。 【詳しくは本紙紙面をご覧ください】 ('11/02/27 無断転載禁止)