立憲民主党と国民民主党の合流協議は11日、国民民主党が分裂し、その一部議員(規模感は未定だが)を立憲民主党が迎え入れる形で幕を閉じる見通しになった。国民民主党はこの日、合流の可否をめぐり臨時執行役員会を開催。終了後の記者会見で、玉木雄一郎代表は同党を合流賛成派と反対派に「分党」する考えを表明した。しかし泉健太政調会長は分党は了承されていないとの認識を示し、認識の違いが表面化した。現時点では役員会の決定が正確に読めていないわけだが、このままではもしかしたら「党首の離党」という異例の事態すらあるかもしれない。(ジャーナリスト=尾中香尚里) 半月前の7月22日、筆者は小欄(「立憲民主と国民民主が折り合うべき場所 民主党再結集か、強い「野党」の確立か)で、合流協議に関し、玉木氏が折れて立憲民主党の党名を受け入れることを提言した。協議はすでに立憲の側に「勝負あった」とみたからだ。もし、玉木氏があの時