2006年1月の強制捜査に始まった「ライブドア事件」から4年。ライブドアは、経営陣の交代や事業のスリム化などを経て攻めの姿勢を取り戻しつつある。「新サービスをぽんぽん出せる体制にしていきたい」と出澤剛社長は意気込む。 07年4月に持ち株会社制に移行。持ち株会社・ライブドアホールディングス(現在のLDH)と事業会社のライブドアに分社した。ライブドアの08年10月~09年9月期の連結売上高(子会社エイシス含む)は約93億円、営業利益は9億円。「livedoorデータホテル」で展開するサーバ・インフラ事業が堅調なほか、広告事業も伸びているという。 「livedoorブログ」(登録ユーザー310万、月間ページビュー18億:PC・携帯合計)や掲示板サービス「したらば」(月間PV 5億:PC・携帯合計)などトラフィックの大きなCGMサイトで早くから取り組んできたコンテンツマッチ広告が効果を発揮している