3月7日にJ1、8日にJ2、そして15日にはJ3リーグが開幕を迎える。それぞれのクラブがそれぞれの決意を胸に秘め、それぞれの目的地を目指して走り始める。もちろんサポーターにもまた、それぞれの楽しみ(と不安)があるだろう。今週のJ論ではそんな開幕をサカナにして、各論者が好き勝手に語り尽くす。第3回はこのリーグに対して狂おしいまでの情熱を注ぐ奇才・土屋雅史がオマージュを包含しつつ、愛を語る。 ▼あふれる「大好き」 僕はJリーグが大好きだ。 今週末にまずはJ1とJ2から我々の元へ帰ってくる。今シーズンはJ3への参入を決めたレノファ山口FCを合わせて52のクラブが、それぞれのスタジアムで週末ごとに一喜一憂を繰り返すことになる。そして、そんな52のスタジアムには、思わず足を運びたくなる”大好き”が無数に溢れている。 僕は『小瀬の警備員」が大好きだ。 諸室が並んでいる1階から階段を上がり、記者席や放送