先の2冊と同じく、大きく分けて2つのパートから成ります。1つは厳選された約50冊の本の内容をエッセンスを残しつつ極限まで圧縮して紹介する各論パート、もう1つは取り上げられなかったものも含めて数百冊にのぼる本の内容をベースに大胆かつ緻密に構築されたセオリーを紹介する総論パート。 前2作は「成功」がテーマでしたが、本作は「マネー」。 この分野を少しでもかじったことのある方であればよくご存じだと思いますが、関連書籍が山ほどあり、これから投資を始めようと思っている初心者にとっては、いったいどれを選べばいいのかさっぱりわからない、という困った状況があります。 そんな混沌に一石を投じるのが本書。 冒頭に引用した通り、本書のエッセンスは180ページ以降に高い密度で詰めこまれています。各論パートをぱらぱらとめくって「読んだことがある本が何冊かある」ということであれば、先に180ページから読み始めてもいいで