本日は二題を簡単に紹介。まずは、バーナンキ議長の議会証言から一つ。私は、前もどこかで書いたかと思うが、市場機能論には懐疑的で、インタバンク市場がどれだけ細ってもゼロ金利にしていいんじゃないか、という立場だ。現実には、バブルが崩壊した局面で各国中銀は非伝統的な緩和策に打って出たが、準備預金に付利するなどして、どこもゼロ金利にはしていない。 FRBもゼロ金利は避けており、市場機能が大事だと思っているのだろうが、これをバーナンキ議長が実際に口にするとは思わなかった(過去、言及したのかもしれないが)。ウォール・ストリート・ジャーナルのこちらより。 “Because if rates go to zero, there will be no incentive for buying and selling federal funds — overnight money in the banking