ニューヨーク(CNNMoney) 米飲料大手ペプシコのインドラ・ヌーイ最高経営責任者(CEO)が米次期大統領ドナルド・トランプ氏の支持者に向けて「よそと取引すればいい」と言い放ったという情報がソーシャルメディアに出回り、ペプシのコーラ飲料のボイコットを呼びかける投稿がツイッターなどに殺到した。 しかしヌーイ氏がそうした発言をした事実はなく、ソーシャルメディアで引用された情報はデマだったことが分かった。 でっち上げの発言を根拠にペプシのボイコットを促す記事は、読者をだます目的のサイトに掲載された。ヌーイ氏の発言が原因でペプシコ株が5%下落したというデマを掲載したサイトもあった。 ヌーイ氏は実際にはトランプ氏の勝利に祝意を表明していた。ただし選挙運動中の発言についてはニューヨーク・タイムズ主催の講演会で「女性についてなぜあそこまで言うのか」と非難していた。