6月27日の現地時間15時51分ごろ、ウクライナ中部のポルタワ州クレメンチュクのショッピングセンターにロシア軍のミサイルが着弾、現在までに市民20人の死亡を確認、さらに多数の行方不明者と重傷者が出ています。 ウクライナ国防省が現場付近の監視カメラで捉えたショッピングセンターへのミサイル着弾の瞬間を公開しています。 高速で着弾する大型ミサイルの形状の特徴はロシア軍の空中発射式超音速巡航ミサイル「Kh-22」で間違いないでしょう。本来は対艦ミサイルですが限定的な対地攻撃能力もあります(ただし対地攻撃での命中精度は著しく悪い)。巡航ミサイルに分類されますが空気吸入式ジェットエンジンではなく液体燃料式ロケットエンジンを搭載しているのが特徴です。 映像からは、このミサイルはベラルーシ方面から飛来した可能性が高いと推定できます。この場合は発射母機のTu-22M3爆撃機はベラルーシ領空からミサイルを発射