パレスチナのガザ地区への地上侵攻を進めるイスラエル軍は、イスラム組織ハマスの重要な拠点があると主張して突入したガザ地区最大の病院での作戦を続ける考えを示しました。イスラエル軍は、多くの住民が退避しているガザ地区の南部でも攻撃を強化する可能性を示していて、市民への一層の被害の拡大が懸念されます。 ガザ地区北部で地上侵攻を進めているイスラエル軍の報道官は17日、重要な拠点があると主張して突入したガザ地区最大のシファ病院について「地下にあるインフラ施設を探し出すため、シファ病院での作戦を続ける」と述べ、引き続き、地下にあると主張する拠点の捜索などを行う考えを示しました。 一方、ハマスは病院は軍事的な拠点ではないなどと繰り返し否定しています。 シファ病院をめぐって中東の衛星テレビ局アルジャジーラは18日、病院内に残る関係者の話としてイスラエル軍が病院にいる患者や医療従事者、それに避難している人たち