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ノートの書き写しは、テスト前の勉強法の中でも時間のかかる方法だ。しかし学生時代を振り返ると、筆者にとって本当に有効な学習方法は唯一これだけだった。今秋、8年ぶりに学生に戻って講義を受けることになった。来週にはノートにペンを走らせているはずの筆者だが、今度こそ完璧な戦略で臨むつもりだ。「コーネル大学式ノート作成法」を正しく実践するのだ。 コーネル式については、過去にもこの記事(7月24日の記事参照)やここで取り上げたが、今回は、学期を通して――書き写しすることなく――学習・参照がスムーズに行えるノートの取り方について詳しく見ていこう。 コーネル式にページをレイアウト コーネル式にのっとり、以下のようにノートを3つの領域に分割する。 ノート欄(右)には、受講中に講義の内容を書き取る。短文や単語で、後に自分が必要とするであろうファクトを書き取っていく。必要のない言葉はすべて省略する。箇条書きにす
アイデアが出ない――。そんな悩みを抱えているビジネスパーソンは少なくありません。1984年からアイデアをノートに付け始めて以来、現在26万件以上のアイデアノートに綴っているアイデアマラソン研究所の樋口健夫所長がビジネスに役立つアイデア発想法をお届けします。 編集部より 突然のひらめきがビジネスチャンスにつながることはよくあります。成功した人たちは、素晴らしいアイデアばかりが思い浮かのでしょうか。たいていは違います。ボツになった無数のアイデアの中に、宝石のようなアイデアが埋まっているものなのです。では、そんなアイデアをどのように見つけるのでしょう――。 1984年からアイデアをノートに付け始めて以来、現在26万件以上のアイデアを300冊以上のノートに綴っているのは、アイデアマラソン研究所の樋口健夫所長。世界各国を飛び回る商社マンだった樋口さんが世界に通用するビジネスパーソン必読のアイデア発想
入社早々、「近頃の新人はビジネス文書のひとつも書けない」とぼやかれた新人もいるかもしれないが、心配する必要はない。誰だって最初は書けないのである。どうしたら、ビジネス文章を書けるようになるのだろうか。 まず断っておこう。「近頃の新人はビジネス文書のひとつも書けない」という人はおかしい。そんなことをいっている年配の人も、入社の時には書けなかったはずだ。今書けるとしても、それだけ入社後に練習したに過ぎない。 作文能力は「書き直す」ことで向上する ほとんどの新人たちがビジネス文書を書けないのは無理からぬことだ。原因は、大学にいる間に書かなかった、書くトレーニングをしてこなかったということに尽きる。筆者も含め、誰も彼もみーんな書けなかったのだ。 筆者が学生のころから、日本の作文教育は最悪だった。学生たちが書いた作文やリポートは、先生が赤字や赤線を入れて、点数やコメントを付けて生徒たちに返しても、そ
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