庁舎・病院などの、出入りの激しい建物の玄関・出入り口近くに広くとられる広間。客だまり。フォワイエ。 [補説]ホテルや劇場では、控え室・休憩所などの意味合いでも用いられる。
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一人が功績を上げる陰で、多くの人が犠牲となること。 [使用例] 一将功成りて万骨枯るという古言があります、ひとりの殿様がお城をきずくに、万人の百姓を苦しめました[佐藤紅緑*ああ玉杯に花うけて|1927~28] [使用例] 三つの戦争は、そのときどきの英雄大将を生みつつ一方では日本の街頭に廃兵の薬売りの姿を現出し、一将功なって万骨枯る、の思いを与えた[宮本百合子*平和への荷役|1952] [由来] 唐王朝末期の詩人、曹そう松しょうの漢詩「己き亥がいの歳」の一節。戦乱に苦しめられる庶民の暮らしを心配した上で、「君に憑たのむ、話かたる莫なかれ封ほう侯こうの事を、一将功成りて万骨枯る(お願いだから、軍功を挙げて高い地位を得たいなどと言わないでくれ。一人の将軍が功名を上げる陰で、おびただしい数の人骨が朽ちていくのだから)」とうたっています。 [解説] ❶詩題の「己亥の歳」とは、西暦八七九年。七世紀の
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