<前監督が引き抜き工作> サッカーのクラブW杯準々決勝(9日)でアフリカ王者のアルアハリ(エジプト)と対戦したJ王者の広島。試合はFW佐藤の1ゴールに終わり、1―2の力負け。13日の準決勝で南米王者コリンチャンス(ブラジル)と戦うチャンスをフイにした。 広島といえば「ザッケローニ日本代表の主軸が0人」なのに今季Jを制覇し、クラブW杯にコマを進めたチームである。 DF森脇と水本、GK西川は代表のベンチ要員だし、22ゴールで得点王のFW佐藤は、主力FWのケガで追加招集されたのが一度だけ。代表合宿に呼ばれたこともない。 そんな雑草軍団のクラブW杯出場は「去年まで広島で指揮を執っていたペトロビッチ浦和監督が攻守連動型サッカーを植え付けた」(サッカー記者)から。 しかし、そのペトロビッチが来季の浦和J優勝のために広島の主力選手の引き抜きを断行。年明け早々、広島の主力4人の浦和移籍が発表される