学校統廃合の手引き60年ぶりに 1月20日 19時15分 文部科学省は、およそ60年ぶりに学校の統廃合の手引きをまとめ、今月19日に開かれた中教審=中央教育審議会で示しました。 クラス替えができないほど小規模になった場合は、速やかに統廃合を検討するか、統廃合ができない場合はデメリットを解消する対策に取り組むか、選択を促すものとなっています。 なぜ、今、新たな手引きをまとめたのか。 社会部、文部科学省担当の福田和郎記者が解説します。 学校統廃合で今、何が起きているのか 学校の統廃合はこれまでも各地で課題となり議論されてきました。 この10年で小中学生が2割余り減少した茨城県行方市。 今年度、6つの小学校を統廃合し、全校児童およそ640人の新たな学校を作りました。 子どもたちのおよそ9割が徒歩で通える距離ではなくなり、毎朝、18台のスクールバスが運行されています。 統廃合前は児童数