内田篤人が鹿島に戻って、早1カ月が経とうとしている。全てをかなぐり捨ててでも、もう一度活躍を誓う。そんな決意に満ちた移籍だ。 鹿島への恩返し、経験の還元ももちろんミッションとして抱えながら、内田は本気で、W杯メンバーに滑り込もうとしている。 しかし、だ。 思い返してみると'14年ブラジルW杯当時、コロンビア戦で日本の戦いが幕を閉じた直後、テレビ取材でも、ミックスゾーンでも内田は言っていなかっただろうか。 「(代表引退に関して)ずっと考えていた。人には言っていなかっただけ」 ハリルホジッチ監督就任以降は、最初のキリンチャレンジカップで招集され、出場したのみ。負傷とリハビリにほとんどの期間を費やしたのが理由ではあるが、一体どこで内田は代表入りを望むようになったのか。 なんとなくの気持ちはわからないでもないが、どこで大きく舵を切ったのか。Number944号のインタビューの際に尋ねてみた。 「や