バルミューダ(BALMUDA)は5月12日、スマートフォン開発・販売事業からの撤退を発表した。同日実施された決算会見において、寺尾玄社長が今後の方針を説明した。 バルミューダは2021年11月に「BALMUDA Phone」を発売し、携帯端末事業に参入した。ソフトバンクが大手キャリア独占で販売した他、自社販路でのSIMフリー端末の販売も行っている。 BALMUDA Phoneでは、京セラが製品開発に協力し、製造を担当している。手に収まる小型ボディー、曲線だけで構成されたフォルム、独自開発のユーティリティーアプリなどが特徴となっていた。バルミューダは発売後に表示フォント追加などいくつかの機能アップデートを実施している。2022年には専用ワイヤレス充電器も発売するなど、BALMUDA Phone専用の周辺機器を複数投入していた。 カレンダーアプリ「BALMUDA Scheduler」のサポート