数多くの劇場公開映画で、吹替・字幕を手がけているアンゼたかしさん。 映画が華やかなエンタテインメントとして私たちに届くまでには、実は測り知れない苦労があるようです。 まずは映像翻訳家を目指したきっかけからうかがいました。 翻訳者を志したきっかけ 僕が大学を卒業した当時はバブル期で、就職したいと思えば難しくはなかった。でも、一人でできるプロの仕事に就きたい、という思いがあったんです。 ワインの醸造、物を書く仕事、染めもの職人……、いろいろ考えた末、昔から好きだった本や映画、音楽に関われる仕事はなんだろうと思い始めました。あるとき、音楽雑誌には外国人アーティストの翻訳された記事が載ってるし、CDにも対訳が付いてる、そうか翻訳もありだな!と思ったんです。 それで、卒業後すぐにフェロー・アカデミーに通い始めました。 どんな翻訳の経験も、無駄ではなかった バイトをしながら翻訳の勉強を続けて、30歳手
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