安珍・清姫伝説(あんちんきよひめでんせつ)とは、紀州道成寺にまつわる伝説のこと。思いを寄せた僧の安珍に裏切られた清姫が蛇に変化して日高川を渡って追跡し、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺すことを内容としている[1]。 そしてこの男女は因縁のまま輪廻転生するが、道成寺の住持の読経の供養により成仏するという仏教説話である。 伝土佐光重(土佐派)画『道成寺縁起』[2]。蛇身となった清姫が鐘の中の安珍を焼き殺そうとする様子を描いたもの。 安珍・清姫伝説は、主人公らの悲恋と情念をテーマとした、紀伊国(和歌山県)道成寺ゆかりの伝説である[3]。 原型とされる平安時代の『大日本国法華験記』(『法華験記』)・『今昔物語集』所収の説話には[4][5]、熊野参詣の僧と、宿の寡婦とだけ記され、名は言及されていない[6][7]。安珍の僧名は『元亨釈書』(1322年)が初出で[8]、清姫の名は1742年初演の浄瑠璃に初めて
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く